ミニチュアダックスを迎えたばかりで「トイレのしつけ、どうすればいいの?」と悩んでいませんか?
小さくてかわいい見た目とは裏腹に、実は頑固な一面もあるミニチュアダックス。
だからこそ、最初のトイレトレーニングがとても大切なんです。この記事では、初心者でも失敗しないしつけ方法と、愛犬も飼い主もストレスを減らせるコツをわかりやすく紹介します。
✅ 記事のポイント
- ミニチュアダックスの性格とトイレしつけの関係
- 成功率が上がるトイレ環境の整え方
- 失敗を減らすタイミングと声かけのコツ
- トイレトレーニングで挫折しないための工夫
トイレのしつけに必要な準備と環境づくり

しつけ成功のカギは「環境作り」にあり
「なんでトイレを失敗しちゃうんだろう…」
そう悩んでいるなら、まずは環境を見直してみましょう。
✅トイレグッズの選び方とおすすめアイテム
トイレトレーニングの成功を左右するのが、使いやすくて犬に合ったトイレ用品の選定です。
🟢 【必須アイテム1】フラット型トイレトレー
ミニチュアダックスは足が短いため、段差が高いとまたぎにくく、失敗の原因に。
滑りにくく、出入りしやすいフラット型が最適。
🟦 【必須アイテム2】消臭タイプのシート
排泄後のにおいが残ると、別の場所にしてしまう可能性も。
吸収力が高く、においが拡散しにくいシートがおすすめ。
🟨 【あると便利】防水マット&囲い付きトレー
粗相が心配なうちは、トレーの周囲をカバーできる囲い付きタイプが◎。
床まで汚れるのを防げて掃除もラクになります。
💡 選び方のポイント
- トレーのサイズは「くるっと1周できる広さ」
- すべり止め・抗菌加工つきがベター
- インテリアに合ったデザインで継続しやすく
ミニチュアダックスは好奇心旺盛で、環境の影響を受けやすい犬種です。特にトイレの場所が不安定だったり、ニオイが残っていたりすると、どこで排泄すればいいか混乱してしまいます。
逆に言えば、正しい場所・静かな環境・清潔なトイレシートを用意すれば、それだけで成功率はグッと上がります。
🟦 基本のチェックポイント
- ✅ トイレの場所は固定しているか
- ✅ 静かで落ち着ける空間か
- ✅ トイレシートのニオイが残っていないか
- ✅ 人の出入りが少ない位置か
- ✅ トイレと食事スペースが近すぎないか
トイレの位置とサークルの活用
多くの飼い主さんが見落としがちなのが、「トイレの位置」と「囲い」です。
ミニチュアダックスは狭く囲まれたスペースの方が落ち着く傾向があります。ですので、サークルやトイレトレーで囲ったスペースを使うのがおすすめです。
うちの子も最初は部屋のどこでも粗相してたけど、サークルで囲んだらすぐに覚えてくれました!
🟨 やってはいけない例
- トイレをドアのすぐそばに置く
- 食事の近くにトイレを設置する
- 毎日トイレの場所を変えてしまう
ミニチュアダックスに合ったトイレ用品を選ぶ
ミニチュアダックスは胴が長くて体が低いため、高すぎるトイレトレーや段差のあるマットは避けた方が安心です。
🟢 おすすめアイテム
- 段差のないフラットタイプのトイレトレー
- 吸収力の高いシート(長時間安心)
- 抗菌・防臭タイプで衛生的
よくある質問(Q&A)
Q. トイレの位置を変えてもいいの?
→ 基本はNGです。場所を変えるなら、1日数センチずつの移動など、段階的にしましょう。
Q. 子犬と成犬で違いはある?
→ 子犬は排泄回数が多いため、ケージ内にトイレを置くと便利。成犬は生活エリアに合わせた位置調整も◎。
ミニチュアダックスに合った声かけ・タイミングとは?

トイレの成功には「タイミング」が超重要!
トイレに連れて行ってもなかなかしてくれない…
そんな悩み、ありませんか?もしかしたら、タイミングがズレているだけかもしれません。
ミニチュアダックスは小型犬でトイレの間隔も短め。
次のようなタイミングで連れていくと成功しやすくなります。
🟩 覚えておきたいトイレのタイミング
- 起きた直後
- ごはんのあと(15〜30分以内)
- 遊び終わったあと
- ケージから出した直後
これらのタイミングに合わせて、決まった声かけをすることで、排泄のリズムを整えやすくなります。
📌 タイミングがズレるとどうなる?
ミニチュアダックスは「習慣化」が得意な反面、一度ズレたルールを覚えると修正が難しいこともあります。
トイレの時間やタイミングが毎回バラバラだと、「いつ行けばいいの?」と混乱して、失敗しやすくなるんです。
👉 解決策としては、「毎日同じ時間帯に連れていく」「サインを覚えてもらう」など、一定のパターン化が有効です。
声かけはやさしく・褒めるのがカギ
トイレの声かけは、一貫性とやさしさがカギです。
🟦 よく使われる声かけ例
- 「しーしーしようね」
- 「おトイレ行こうか〜」
- 「ここでできるかな?」
大切なのは、犬が安心して排泄できるように誘導すること。
叱ったり、無理に急かしたりすると逆効果になるので注意しましょう。
💬 飼い主の体験談
声かけのあと成功したら、めちゃくちゃ褒めておやつもあげてます!最近は声かけるとトイレに向かいますよ♪
🟨 やってはいけないこと
- 失敗後に叱る
- 声かけのタイミングがずれる(排泄後に声をかけても意味がない)
成功直後に「すぐ褒める・すぐごほうび」
ミニチュアダックスはとても賢く、褒められることが大好きな性格です。
だからこそ、排泄に成功した瞬間に「すごいね!」「えらいね〜」と明るくリアクションすることが大事です。
🟨 ごほうびのコツ
- トイレの直後すぐに褒める
- ごほうびは小さめでOK
- 同じ褒め言葉を繰り返すと覚えやすい
※「終わったあとに褒める」が鉄則。途中で声をかけてしまうと中断して失敗することもあるので注意!
📌 トイレのサインを見逃さない!
実は、トイレに行きたいとき、ミニチュアダックスは小さなサインを出しています。
🟢 よくある仕草の例:
- ウロウロ歩き回る
- 床のニオイを嗅ぎ出す
- キュンキュン鳴く、そわそわする
- 飼い主の方を見る(目で訴えることも)
これらのサインを見逃さずに、すぐトイレに誘導できると成功率がぐんと上がります。
このように、タイミング+やさしい声かけ+褒め方を意識するだけで、トイレの成功率は格段にアップします。
焦らず、ミニチュアダックスのペースに合わせて繰り返すことがコツですよ。
焦らず、ゆっくりが成功のコツ
「今日も失敗しちゃった…」「またカーペットに…」
そんな日があっても、落ち込まなくて大丈夫です。
ミニチュアダックスのトイレしつけには時間と根気が必要です。声かけ・タイミング・ごほうび、この3つを繰り返していけば、きっと自然に覚えてくれます。
🗨️ 飼い主さんへのエール
今日うまくいかなくても、明日には一歩前進しているかもしれませんよ!
よくある失敗とその対策法

トイレじゃない場所でしてしまう…
よくあるのが、カーペットやソファなどのやわらかい場所で粗相してしまうというパターン。
これは、ミニチュアダックスに限らず、犬が「そこがトイレだ」と思い込んでしまっているケースが多いです。
🟥 よくあるシチュエーション
- お気に入りのクッションで…
- 家族のベッドの上で…
- 部屋の隅っこでこっそりと…
🟩 対策
- 粗相した場所はすぐに中性洗剤などで完全に消臭
- トイレのニオイが残っていないかも要確認
- カーペットやクッションはしばらく撤去もアリ
📌 補足
失敗した場所が落ち着く空間である場合、そこを「隠れトイレ」にしてしまうことがあります。
安心感とトイレ環境のバランスが重要です。
成功しても褒めていない
意外と多いのが「トイレ成功してもスルーしてしまう」パターン。
飼い主が見ていないところで成功しても、犬にはそれが正解だったと伝わりません。
🟦 よくあるパターン
- 外出中にうまくできてた
- 気づかないうちに静かに成功していた
- 「褒めるタイミング」を逃してしまった
🟩 対策
- トイレしそうなタイミングはしっかり観察
- 成功した瞬間に「すごいね!」など明るい声で褒める
- ごほうびはなるべくその場で即時に渡す
💡 ワンポイント
褒めるときは、トイレの近くで行うと「ここでしてよかったんだ」と覚えやすくなります。
失敗後に叱ってしまう…
これもありがちですが、トイレ失敗後に叱っても、犬は「なぜ怒られたか」が分かりません。
むしろ「排泄=怒られる」と思い込んで、我慢してしまう子もいます。
🟥 NG行動
- 怒鳴る、大声を出す
- 粗相した場所に鼻を押しつける
- 無理にトイレに連れて行く
🟨 対策
- 叱らず、無言で片付け
- 同じ場所での成功体験を積ませるように誘導
- トイレ成功のときだけ全力で褒める!
💬 飼い主の本音
昔は叱ってしまってたけど、今は失敗も「次に成功すればいい」と考えるようにしています。
トイレ場所をコロコロ変えてしまう
「この場所は気に入らなさそうだから移動しようかな…」
気持ちは分かりますが、トイレの場所が安定しないと犬も混乱します。
🟡 よくあるパターン
- 家具配置に合わせて移動
- 掃除のついでに別の部屋に変える
- 気分で左右にずらす
💡 対策
- トイレの場所は1ヶ所に固定
- 一度決めたら最低1週間は同じ場所で様子を見る
- 成功率が高まったら少しずつ調整も可
このような「よくある失敗」を事前に知っておくことで、ミニチュアダックスのトイレしつけは格段にスムーズになります。焦らず、ひとつずつ改善していきましょう。
しつけ成功のためにやってはいけないこと

怒鳴る・叱るは逆効果!信頼関係が壊れるリスクも
トイレに失敗したとき、つい怒りたくなってしまう…
でも、ミニチュアダックスのしつけで一番避けたいのが「怒鳴る・叱る」対応です。
この犬種はとても繊細で、感情を敏感に察知する性格。
一度信頼関係が崩れると、その後のしつけ全般に影響する可能性があります。
🟥 よくあるNG行動
- 失敗直後に「なんで!?」と声を荒げる
- 排泄した場所に鼻を押しつける
- 無理にトイレに連れて行く
- 無言の圧やイライラした態度を見せる
🟢 正しい対応は?
- 失敗時は感情を抑えて静かに片付ける
- 成功したときだけ全力で褒める
- トイレ=ポジティブな場所にする意識が大切
💬 実際の飼い主の声
怒るのをやめて褒めることに集中したら、1週間で驚くほどトイレ成功率が上がりました。
トイレを「罰の場所」にしない
何度も失敗が続くと、「またここか…」とトイレの前で叱ってしまうこと、ありませんか?
でもそれが続くと、犬にとってトイレが「怖い場所」になってしまうのです。
🟡 その結果…
- トイレに近づかなくなる
- トイレを我慢するようになる
- 人が見ていないときに隠れて排泄する
🟦 対策
- トイレで叱るのは絶対NG
- 成功体験をトイレの中で積ませる
- トイレ後にごほうびをあげて「うれしい場所」にする
📌 ワンポイント
トイレ=ごほうびがもらえる場所、という印象を強く持たせてあげるのがコツ!
しつけを焦らないことが最大の近道
「早く覚えてほしい」「そろそろ完璧にできていい頃なのに」
そんな焦りが出てくると、つい強い言動や過剰な期待が出てしまいがちです。
でも、焦りは犬にも伝わってしまいます。
とくにミニチュアダックスは感受性が高いため、プレッシャーを感じるとトイレの成功が遠のいてしまうことも。
🟢 飼い主の心構え
- 失敗しても「まあいいか」と切り替える
- 毎日1回でも成功すればOKと考える
- できた日は一緒に喜ぶ!これが一番の学習効果
💬 ミニチュアダックス飼育中の声
1日中失敗続きだった日も、最後に1回だけ成功してくれて泣きそうになりました(笑)
しつけ方針をコロコロ変えない
「やっぱりおやつで褒めようかな…」
「昨日は声かけたけど、今日は静かに見守ってみよう」
このように、毎日の対応がバラバラになってしまうと犬が混乱してしまいます。
🟨 こんなケースに注意
- 褒めるときと褒めないときがある
- 昨日は声かけたのに今日は無言
- ある日はトイレでごほうび、ある日はなし
🟢 ポイントは「一貫性」
- ごほうびをあげるなら毎回同じ条件で
- 褒め言葉やタイミングも統一する
- 家族がいる場合は、ルールを共有する
📌 補足
ミニチュアダックスは習慣化に強いため、一定のルールを守れば覚えるスピードも格段に上がります。
このように、「やってはいけない行動」を知っておくだけで、トイレしつけの失敗を未然に防ぐことができます。
焦らず、怒らず、成功を一緒に喜ぶ習慣を作ることが一番の近道です。視点を変えるだけで、ミニチュアダックスとの距離もぐっと縮まります。
よくある質問(Q&A)

Q1. ミニチュアダックスのトイレしつけ、何歳までに終わらせるべき?
🟢 一般的には生後6〜7ヶ月頃までに習得するのが理想です。
ただし、個体差があり、性格や生活環境によっては1歳過ぎても安定しない子もいます。
焦らず、成功体験を重ねていけば、何歳でも覚えられます。
シニア犬でも「覚え直し」が可能です!
Q2. お留守番中のトイレ対策ってどうするの?
お留守番中はどうしてもトイレの間隔やタイミングが読みづらくなるので、
以下のような工夫が有効です。
🟨 対策ポイント
- サークルの中に広めのトイレスペースを確保
- トイレを複数設置(2ヶ所以上)
- 帰宅後すぐ褒めて、メリハリをつける
📌 補足
長時間の留守番がある場合は、ペットカメラでトイレ状況を確認できると安心です。
Q3. ごほうびはいつまで続けたらいいの?
ごほうび(おやつなど)は最初の成功率を高めるための起爆剤です。
トイレ習慣が定着してきたら、徐々に「声だけの褒め」に移行しましょう。
🟩 移行の目安
- 連続3日間成功できたら、おやつの回数を減らす
- 1週間以上、ミスがなければ褒め言葉だけに切り替え
💬 ワンポイント
褒める→おやつ→抱っこやなでなで、の順に変えていくとスムーズです!
Q4. 成功してもおやつをあげなくても大丈夫?
最初はごほうびがあった方が覚えやすいです。
慣れてきたらおやつ→褒め言葉に切り替えてOKです。
Q5. 声かけしても無視されるけど?
まだ合図を理解できていないだけ。
声とタイミングをセットで繰り返すことで、徐々に反応するようになります。
ケース別トイレしつけの工夫(年齢・性格タイプ)

子犬(生後〜6ヶ月)
🟢 特徴:排泄回数が多い・覚えるスピードが早い
🟨 対策:
- トイレの間隔は2〜3時間ごとが目安
- 失敗しても「次に誘導」でOK
- 遊び中の「切り上げタイミング」でトイレに連れていく
成犬(6ヶ月〜7歳)
🟢 特徴:生活パターンに慣れている・矯正は少し時間がかかる
🟨 対策:
- 生活リズムにトイレタイミングを組み込む
- トイレ後の「一緒に遊ぶ」ごほうびも効果的
- シートをこまめに替えて清潔感を保つ
シニア犬(8歳〜)
🟢 特徴:膀胱のコントロールがやや低下・認知機能が衰える場合も
🟨 対策:
- トイレ間隔を短めに設定(2〜3時間ごと)
- サークル内を広めに確保し、トイレを複数置く
- 夜間のトイレ失敗に備えて吸水シートを併用
💡 ミニチュアダックスは高齢になっても学習意欲が高い子が多く、しっかり接すればシニアでも対応可能です。
まとめ:ミニチュアダックスのトイレしつけを振り返ろう

ミニチュアダックスのトイレしつけは、根気と観察力がカギになります。
失敗が続くと不安になることもありますが、今回紹介したように「環境」「声かけ」「タイミング」「褒め方」を意識するだけで、成功の確率は確実に上がります。
📝 この記事の振り返りポイント
🟩 環境を整えるだけで成功率アップ
- トイレの位置は固定、落ち着ける場所を選ぶ
- 清潔感を保ち、匂い対策も忘れずに
🟦 声かけ・ごほうびは“タイミング命”
- トイレしそうな時間帯を見極めて誘導
- 成功したらすぐに褒めて、ごほうびをあげる
🟥 叱らず、成功体験を重ねる
- 失敗しても怒らずスルー
- トイレ=楽しい場所、と印象づける工夫を
💬 ひとことアドバイス
今日うまくいかなくても大丈夫。明日はきっと一歩前に進んでますよ!
トイレのしつけは、ミニチュアダックスとの暮らしの中でも、最初に向き合う大きなステップです。
この記事で紹介してきたように、
- 環境を整える
- タイミングを逃さない
- 失敗しても叱らない
- 成功したら褒める
という基本を繰り返すことで、どんな子でも必ず覚えてくれます。
🟩 覚えておきたいこと
- しつけは教え込むより習慣づけるがカギ
- 成功体験を一緒に喜ぶことが最大のごほうび
- 怒るより、褒めて伸ばすスタイルで!
💬 最後にひとこと
トイレが上手にできるようになると、日々の生活が本当に快適になります。
ミニチュアダックスとの絆もグッと深まりますよ。
焦らず、無理せず、一歩ずつ。
Mini Dax Lifeは、あなたと愛犬の快適な毎日を応援しています。
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