ミニチュアダックスの留守番が上手になるコツ|不安を減らす5つの習慣

目次

はじめに

「お留守番、できるようになるのかな…」
愛犬の後ろ髪を引かれるような目に、ドアを閉めながら心が痛んだことはありませんか?

ミニチュアダックスは飼い主への愛着がとても強く、「一緒にいたい!」という気持ちが強い犬種
その反面、ひとりで過ごす時間には不安やストレスを感じやすく、吠えたりいたずらしたりといった問題が起きることも少なくありません。

私も最初の頃は、帰宅するたびに部屋がぐちゃぐちゃで、「なんでこんなに留守番が苦手なの…?」と頭を抱えていました。

でも、「少しずつ慣らす」「出かける前の過ごし方を変える」など、犬目線で工夫するようにしたら、徐々に落ち着いて過ごせるようになったんです

この記事では、ミニチュアダックスが安心して留守番できるようになるための工夫やしつけ、体験談を交えて、今日からすぐできる留守番ストレス軽減法をご紹介します。

なぜミニチュアダックスは留守番が苦手なの?

ミニチュアダックスが留守番で問題を起こしやすいのには、いくつかの理由があります。

● 1. 分離不安体質

  • 飼い主と強い絆を持ちやすく、離れることに強い不安を感じる

● 2. 運動・刺激不足

  • 十分にエネルギーを発散できていないと、留守番中にストレスで吠えたり破壊行動を起こす

● 3. 環境変化への弱さ

  • 音や光、家の静けさなどに敏感な子が多い

● 4. 留守番=嫌な記憶がある

  • クレートに閉じ込められた、飼い主に怒られた直後に留守番した…など

● 5. ルールや慣れが不十分

  • 「どうしてひとりなの?」「いつ帰ってくるの?」が理解できないまま置いてけぼりになる

【体験談1】うちの子、外に出た瞬間からずっと吠えてた…(東京都・Mさん)

ご近所から「ずっと吠えてるよ」と言われ、モニターをつけて確認してみたら、私がドアを閉めた瞬間からずーっと鳴きっぱなし…。ショックでした。

「出かける=置いていかれる」と思わせていたんですよね。

そこで始めたのが、出かける前にしっかり遊んで、知育トイを渡して出発するルーティン
さらにラジオをつけて、静かすぎる環境を避けるようにしました。

最初は数分だったのが、今では4時間くらい落ち着いてお留守番できるように。
「ちゃんと待っててくれてるんだ」と実感できて、私も安心して外出できるようになりました。

【体験談2】クレートが安心基地になってくれた(千葉県・Tさん)

初めはケージの中でずっとウロウロ…。落ち着く気配がありませんでした。

「閉じ込められてる」と感じていたのかもしれません。
そこで思い切って、クレートを隠れ家のように使えるように工夫しました。中にブランケットを入れて、私の匂いがついた服も置いて。

するとある日、自分から入って寝るようになったんです。
今では出かける前に「またね」と声をかけると、スッとクレートに入って静かにお見送りしてくれるように。
「居場所がある」って、犬にとってこんなに安心なんだと気づかされました。

【体験談3】吠えグセが治ったのは私の行動を見直したから(大阪府・Yさん)

とにかく吠えがすごくて、帰宅するのが毎日憂うつでした。

トレーナーさんに相談して言われたのが、「飼い主さんが出かける時、構いすぎてます」という一言。

思い返せば、「寂しくない?」「お利口にしててね!」と声をかけすぎていたかも。

それからは出かける前は無言、帰宅後も落ち着くまであえて無視を徹底。
同時に、クレートを安心できる場所として改めて慣れさせました。

最初は心が痛かったけれど、今ではお見送りも騒がず、帰宅しても静かに待っていてくれるように。
「不安を煽ってたのは私だったのかも」と反省しました。


ミニチュアダックスの留守番が上手になる5つの習慣

1. 出かける前に「運動+発散」を済ませる

  • 散歩や遊びでエネルギーを使い切ってから留守番に入ることで、落ち着いて過ごしやすくなる
  • できれば30分程度の散歩+頭を使うおもちゃ遊びが理想

2. ご褒美トイで“留守番=楽しい”にする

  • 知育トイやコングにおやつを詰めて、留守番開始と同時に与える
  • 「飼い主がいない=ごほうびの時間」と学習する

3. クレートやハウスで安心できる空間を作る

  • クレートを“閉じ込める場所”ではなく、“自分の安心できる場所”に
  • 薄暗く静かな場所+毛布・におい付きアイテムで安心感UP

4. 音や環境を調整する

  • 留守中にテレビ・ラジオ・音楽を流しておくと、外の音をかき消して安心
  • 窓を閉めて外部の刺激をシャットアウト

5. “帰宅の興奮”は抑えて対応

  • 帰ってすぐはテンションを上げず、数分無言で過ごす
  • 飼い主の興奮が犬に伝染し、「不安→興奮」の悪循環に


留守番トレーニングは段階的に

● ステップ1:短時間の外出から始める

  • 玄関のドアの外に1〜2分→戻る
  • 音もなく戻ることで“戻ってくる”という感覚を教える

● ステップ2:ご褒美を関連づける

  • 留守番開始=おやつタイムとして定着させる

● ステップ3:少しずつ時間を伸ばす

  • 5分→15分→30分と伸ばしながら、留守番中の様子を確認

● ステップ4:不在中の状況を把握する

  • ペットカメラで確認し、吠えや破壊行動が出るタイミングを特定

ミニチュアダックスの留守番中に起きやすい問題と対処法

問題原因対処法
吠え続ける不安・退屈・警戒環境調整・知育トイ・外の音遮断
トイレの失敗緊張・動揺トイレの位置見直し+安心できる空間作り
破壊行動エネルギー過剰・退屈運動・噛むおもちゃ導入
食糞・自傷強いストレス動物病院・専門トレーナーに相談

問題行動が続く場合は、行動診療科やトレーナーに早めに相談を。



NG対応|留守番を苦手にさせる行動

  • 「いってくるよ〜!」と出かける前に毎回構いすぎる
  • 帰宅時にオーバーリアクションで迎える
  • 「留守番できない子」にしないように過度に同情する
  • 無理やりクレートに押し込む
  • 毎回フードを置いて出る → 食べきって不安になるパターン

愛情のつもりが“留守番=大ごと”と思わせてしまう場合があります。


ミニチュアダックスの年齢・性格別:留守番のポイント

タイプ留守番の注意点
子犬短時間からスタート。信頼関係優先。環境慣れをゆっくりと。
成犬ルールをしっかり定着させる。興奮しすぎに注意。
シニア無理な我慢は禁物。トイレ回数・体調管理を重視。
神経質な子ルーティン重視+音・光など環境調整が大切。

信頼できる情報リンク


まとめ|ミニチュアダックスの留守番上手は“安心の積み重ね”から生まれる

  • 留守番が苦手なミニチュアダックスには**「落ち着く環境+前後の工夫」**が必要
  • 飼い主の行動パターンが、犬の不安を和らげるカギ
  • 「吠える=ダメ」ではなく「吠える=SOSのサイン」
  • 少しずつ、一歩ずつ、できることを増やしていこう

愛犬の留守番ストレスを減らせるのは、飼い主のあなたです。
出かけるたびに「安心して待っていられる子」に近づけるよう、今日からひとつずつ取り組んでみましょう!関係を育んでいきましょう。


💡関連情報:吠えることでお困りの方はこちらもご参考ください
👉 ミニチュアダックスが吠える原因と対策|しつけで無駄吠えを減らす方法とは?


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