はじめに
うちのミニチュアダックス(今はもう成犬ですが)、生後5ヶ月のころ急に「ベッドに血…!?」とびっくりしたことがありました。
よく見ると、抜けかけの乳歯と赤い跡が…。
最初は驚いて不安になったけど、調べてみると「歯の生え変わり」は子犬なら誰でも通る自然な成長のサインなんですよね。
ただ、ミニチュアダックスは噛む力が強くて、乳歯トラブルも起こりやすい犬種なので、注意してあげる必要があります。
今回は、歯の生え変わり時期の目安・起きやすいトラブル・やっておくべきケア・私自身の経験も交えてまとめました。
「何が正常で、何が危険?」と不安な方に、少しでも安心材料になりますように。
ミニチュアダックスの子犬の歯はいつから生え変わる?【月齢の目安】
犬の歯の生え変わりは、だいたい生後3〜7ヶ月ごろに起こります。
月齢 | 歯の状態 | 注意点 |
---|---|---|
生後1〜2ヶ月 | 乳歯が生え始める | 噛み癖が出始める |
生後3〜5ヶ月 | 乳歯が抜け始め、永久歯が生え出す | 出血・誤飲に注意 |
生後6〜7ヶ月 | 永久歯がほぼ生え揃う | 乳歯遺残のチェック |
※個体差がありますが、多くのミニチュアダックスは「生後4〜6ヶ月」で一気に歯が入れ替わります。
生え変わり時期のよくあるトラブルと対策
1. 乳歯が抜けずに残る(乳歯遺残)
特に前歯・犬歯で起こりやすいトラブル。乳歯と永久歯が重なって生えてしまうことがあります。
→ このままだと歯並びが悪くなり、将来の歯周病リスクが高まります。
対策:
- 獣医師の診察を受けて、必要であれば抜歯処置
- 乳歯が抜けないまま7ヶ月を過ぎたら要チェック
2. 噛み癖・家具破壊・誤飲
歯茎がムズムズして、何でも噛みたがる時期。家具やコード、布などを破壊することも。
→ 特に怖いのが「歯が抜けた瞬間の誤飲」です。
対策:
- 安全な噛むおもちゃ(コング・デンタルボーン)を用意
- 抜けた歯が落ちる可能性がある場所では口に入れるものに注意
3. 口臭や歯茎の腫れ
生え変わり期には、口の中が敏感になり、一時的に口臭が強くなることも。
また、歯ぐきの腫れや出血が見られることもあります。
対策:
- 無理に歯磨きはせず、歯茎マッサージや柔らかいガーゼでケア
- 異常な出血や腫れが長引く場合は獣医師に相談
【体験談】ミニチュアダックスの歯の生え変わりエピソード3選
【体験談1】朝起きたらシーツに血…!?(東京都・Nさん)
朝起きたとき、ベッドに赤い点がポツン…。
最初は「どこかケガした!?」と慌てましたが、よく見るとグラグラした犬歯からの出血でした。その日のうちに自然と抜けて、動物病院でも「問題なし」とのこと。
知識がなかったから驚いたけど、成長のサインだとわかってホッとしました。
抜けた歯は今でも大事に保管しています(笑)
【体験談2】乳歯が抜けず手術へ…(愛知県・Kさん)
7ヶ月になっても前歯がまったく抜けず、永久歯と並んで2本ずつある状態に…。
「これって大丈夫なの?」と不安で病院へ行ったら、乳歯遺残と診断されて手術に。麻酔が心配でしたが、抜歯はすぐに終わり、その後は歯並びもきれいに整って一安心。
「抜けるのを待ちすぎない」ことが大切だと学びました。
【体験談3】誤飲しかけてヒヤリ…!(福岡県・Tさん)
噛むおもちゃで遊んでいたとき、「ゴクッ…」という音にゾッとしました。
なんと、抜けた乳歯をそのまま飲み込もうとしていたんです!慌てて口を開けたら、ギリギリで間に合いました。
それ以降、生え変わりの時期は必ず目の届く場所で遊ばせるようにしています。
小さな歯でも、誤飲のリスクは意外と大きいんですね…。
生え変わり期から歯磨き習慣を始めよう
「全部永久歯に変わってから」ではなく、生え変わりの途中から慣らしておくのがベストです。
慣らし方のステップ
- 口元を触る練習(ご褒美とセットで)
- 指にガーゼを巻いて軽く歯をなでる
- 味付きペーストを使って「歯磨き=楽しい」と思わせる
- 徐々に歯ブラシに切り替える
永久歯が生えそろう「生後6〜7ヶ月」には、週に2〜3回は歯ブラシに慣れている状態が理想です。
ミニチュアダックスにおすすめのデンタルケアグッズ(子犬向け)
グッズ名 | 特徴 |
---|---|
ビルバック C.E.T.ペースト | 初心者向け・味付きで犬が喜ぶ |
指サック型歯ブラシ | 指の延長で使える・痛くない |
歯磨きシート | 磨かせない子にも使える・柔らかい |
ゴム製デンタルおもちゃ | 歯茎マッサージにも最適 |
よくある質問(Q&A)
Q. 抜けた歯は取っておいた方がいい?
→ 記念として保管するのも良いですが、無理に抜いたり拾おうとして口の中を傷つけないよう注意しましょう。
Q. 乳歯が残っていても様子見でいい?
→ 生後7ヶ月を過ぎても残っていたら、動物病院でチェックを受けましょう。
まとめ:歯の生え変わりは「観察」と「予防」のチャンス
ミニチュアダックスの歯の生え変わりは一生に一度。
この時期にしっかり観察し、ケアと歯磨き習慣を身につけておけば、将来的な歯周病や抜歯のリスクを大幅に減らせます。
何か異変を感じたら、迷わず動物病院に相談を。
「見守る・慣らす・続ける」この3つが、愛犬の健康な歯の土台をつくります。
※本記事は一般的な情報をもとに構成しています。個体差がありますので、詳細は獣医師にご相談ください。
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