ミニチュアダックスのトイレのしつけ方法|失敗しない環境づくりとコツ

目次

はじめに

「また失敗しちゃった…」
「できてたのに、最近またズレてきた」
そんなふうに悩んでいませんか?

ミニチュアダックスはとても頭が良く、覚える力もあります。
でもその一方で、「気分屋」な面や「環境の影響を受けやすい」性質も持っているため、トイレのしつけが安定するまでに時間がかかる子も少なくありません

私自身、愛犬が1歳を過ぎてもまだ粗相が続いて、「なんで覚えないの…」と途方に暮れた経験があります。
でも、間違っていたのは犬ではなく、私の教え方や環境の整え方だったと、後から気づきました。

この記事では、ミニチュアダックスのトイレしつけに成功するための環境づくり・褒め方・失敗を減らすタイミング・年齢ごとのコツや体験談をもとに、今日からできる具体策をご紹介します。


ミニチュアダックスがトイレを失敗しやすい理由とは?

まずは犬種特性と失敗の背景を理解しましょう。

● 1. 胴長体型で“足場”にこだわりがある

  • トイレシートの段差・感触・場所に敏感

● 2. 賢いが気まぐれな一面あり

  • 一度成功しても、気分や環境で突然失敗することも

● 3. ストレスや環境変化に弱い

  • 引っ越しや来客、生活音などに影響されやすい

● 4. 飼い主の対応が“あいまい”だと混乱

  • 「怒るときと褒めるときが違う」「褒めるタイミングが遅い」などで学習が進まない

ミニチュアダックスのトイレしつけ成功の鍵は“環境づくり”にあり!

● トイレの設置場所のポイント

  • 静かで落ち着いた場所(人の出入りが少ない)
  • クレート・寝床の近くは避ける
  • 一貫した場所に設置し、頻繁に変えない

● トイレシートとトレー選び

  • 足元の感触を嫌がる子も → 滑らない・においが残らないものが◎
  • シートはしっかり固定できるトレータイプがベター

● 複数の場所に予備トイレを

  • 特に子犬期・シニア期は**「間に合わない」ことが多い**
  • 移動範囲の広さに合わせて予備を設置する

タイミングが命!成功率が上がる“排泄の瞬間”

タイミング対応
起床後すぐ体が動くと排泄したくなる
食後10〜20分消化によって排泄を促す
遊んだあと興奮でトイレを忘れがちなので誘導
寝る前翌朝まで快適に過ごすために促す

トイレに行くそぶり(くるくる回る・地面の匂いを嗅ぐ)が見えたら即誘導→成功したらすぐ褒める


やってはいけないNG対応

  • 失敗を怒鳴る・叩く・鼻先をこする
    → 犬は「排泄=怒られる」と学習。トイレを隠れてする・我慢するようになる危険あり
  • 成功後に褒めるタイミングが遅れる
    → 「なにを褒められたのか分からない」→行動が定着しない
  • トイレの掃除が不十分
    においが残ると「ここがトイレ」と誤認識する

ミニチュアダックスの年齢別|トイレしつけのコツ

年齢ポイント
子犬期(〜6ヶ月)失敗が当たり前。根気強く・こまめに誘導
成犬期(6ヶ月〜7歳)習慣を固定する時期。ルールを明確に統一する
シニア期(7歳〜)頻度が増える/我慢がきかなくなる → トイレ環境の見直しを

室内トイレと屋外トイレ、どっちがいい?

室内トイレ

  • 留守中・悪天候時も安心
  • 介護期にも対応しやすい
  • 一貫性のあるルールが必要

屋外トイレ

  • 散歩=排泄の習慣になると室内ではできなくなる
  • 災害時や病気時に困ることも

室内+屋外の両方でできる“ハイブリッド型”が理想です。


多頭飼育時のトイレしつけは?

  • 1頭ずつタイミング・褒め方・設置場所を分けて対応
  • 成功した方を真似て覚える子もいれば、逆に混乱する子も
  • 一緒にいる時間が長いほど、個別対応の工夫がカギ

【体験談1】1歳すぎても失敗ばかり…変えたのは場所でした(東京都・Sさん)

1歳をすぎてもトイレの失敗がなくならず、正直ちょっと落ち込んでいました。
「ちゃんと教えてるつもりなのに、どうして…」と。

でも、しつけ教室の先生に言われたのが、「トイレの場所、変えすぎてませんか?」という一言。
確かに、掃除しやすいようにちょこちょこ移動していたんです。

それからは場所を固定・見やすい位置にして、成功したらすぐ褒める!を徹底。
すると、1ヶ月もたたないうちに失敗がぐっと減りました。
環境って、ほんとに大事なんだと実感しました。


【体験談2】クレートを使ったらトイレのリズムが見えてきた!(大阪府・Tさん)

「どこでもおしっこしちゃう…」
そんな状態が続いていたうちの子。失敗の連続で、つい怒ってしまいそうになる日もありました。

でもあるとき、「クレート=安心できる場所」をしっかり作ってあげたら、状況が変わりました。

クレートで寝て、出た直後にトイレに誘導 → 成功 → 褒める
この流れを繰り返すうちに、自然とここでするものだと理解していった様子でした

「自由にさせること」ばかりに気を取られていましたが、メリハリある生活リズムこそが、覚える近道だったんですね。


【体験談3】粗相が増えても叱らなかった、それが正解だったと思う(神奈川県・Mさん)

うちのダックスは10歳。これまではほとんど粗相がなかったのに、最近急に失敗が増えてきて。

「もしかして病気?」と心配になりましたが、病院では異常なし。
先生に言われたのは、「加齢によるトイレ間隔の変化と足腰の衰え」でした。

そこで夜用にもう1つトイレを設置。すると、布団への粗相がなくなり、お互いにストレスも減りました。

できてたことができなくなるのは、年を重ねれば当然。
叱るんじゃなくて、その時期に合わせて環境を整えることの大切さを教えられました。


よくある質問Q&A

Q. うんちはできるのにおしっこだけ失敗します

→ 逆もあります。排泄のタイミングの違い・におい残り・足場の感触が原因であることが多いです。

Q. トイレの上で座るのにしない…

→ 緊張・見られていて出ない・タイミングのズレなどが考えられます。焦らず“待つ+褒める”を徹底して。

Q. 外でしかできません

→ 自宅内でも排泄できるよう散歩後に誘導→徐々に室内へ移行が有効です。


信頼できる情報リンク


まとめ|ミニチュアダックスのトイレしつけは“観察・環境・タイミング”がカギ

  • ミニチュアダックスは感受性が高く、環境のちょっとした変化にも敏感
     → トイレの場所や設置の工夫が成功率に直結します。
  • トイレのしつけは「叱ること」ではなく、成功を導くことと正しく褒めることが基本。
     → 失敗の原因を責めるのではなく、成功の仕組みをつくる視点で考えましょう。
  • 年齢・性格・生活スタイルによって最適なトイレ習慣は一頭一頭違います。
     → 一律ではなく、うちの子に合った方法を見つけることが最大の近道です。
  • 一度覚えても後戻りすることもありますが、それも成長の一部。
     → 焦らず、昨日より1歩前進できたかを大事に。

トイレの成功は「信頼関係」と「安心感」の証です。
今日からまたひとつ、“できた!”の積み重ねを一緒に目指していきましょう。



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